目次
3.まとめ
横顔って難しいよね
皆さん、横顔って最初ちょっと描きづらくないですか?
それこそ苦手だッ!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
私も最初は苦手でしたし上手く描けませんでした。
ですが、しっかりアタリを描いて顔の構造を少し考えながら描くととても楽に描くことが出来ます。
アタリを描いて練習をした結果、横顔苦手人間だった私も描けるようになり、今では顔を描く角度の中で最も好きな向きになりました。
皆さんも是非アタリを描きながら練習してマスターしてみて下さい!
横顔の描き方《アタリをしっかり取ろう!》
※この記事で描いているのは成人男性で、向かって左を向いています。
①円を描きます
②円の中心に十字線を引きます
③円の左下1/4に三角形を作ります。この部分は眉間~顎のアタリになります。
④十字の中心から耳を描きます。
⑤耳の上部~下部の間に目と鼻を収めます。
⑥目は顔のパーツで元も窪んでいる部位なのでやや中心に近い位置に描きます。逆に、眉毛は円の外側に限りなく近づけます。
⑦ここからはアタリと実際の凹凸を意識しながら輪郭を描いていきます。まず円の一番外側眉間から描き始めます。先ほども記述した通り、目は窪んでいるのでやや中心へ線を走らせ、丁度目の中心位置あたりから鼻を描きます。鼻は耳たぶまでに収めましょう。その後唇→顎とアタリに沿って描いていき、耳下から下へ線を引きエラを描きます。
⑧ ⑦の輪郭を描く際の注意点として、眉間と顎は直線上に来るように描きましょう。また鼻と顎を繋ぐラインをEラインと言いますが、このラインの内側に口が収っていると美しい横顔だと言われています。逆に唇が出過ぎたり、顎が出すぎたりするとタコ口や猿顔のように見えてしまいます…
⑨耳裏から後頭部を描きます。
⑩顎下1/2から繋がりを意識しながら滑らかに描き出します。男性の場合は喉仏を描くと良いでしょう。女性なら凹凸無く描きましょう。後頭部からも滑らかに線を引き首を描いていきます。
※骨の構造上頸部は真っ直ぐ下では無くやや斜めに(わん曲)骨が配置されているのでそこを意識しながら描いてみましょう。
⑪最後に髪などをつけ足して完成です。
一通りの横顔の描き方について解説しましたが、今まで色々な方の横顔絵を見てきて最も多い間違え例を下記に載せました。
上の画像の様に、顎が眉間よりも後方へ下がってしまっている絵をよく見ます。これは骨の構造上不自然なので気をつけましょう。
顎が後方へ下がるというのは口を開けた時などに起こります。骸骨を思い浮かべると分かりやすいですよ。
まとめ
横顔が苦手な方はまずアタリを取りましょう。また、少し人体の構造に目を向け意識するだけで違和感の無い絵に近づくと思います。
これは個人的な意見ですが、他の向きと違い横顔は眉も目も耳も一つずつしか描かなくて済むため左右のバランスを考えずとも描けるとってもお手軽な向きだと自分は思っています。
こんな感じで横顔は結構単純で簡単なんだぞ。という感覚で描いてみると意外と描けるかもしれませんよ。
一緒に苦手を一つずつ克服していきましょう!!